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【特集】「フィギュアスケーターは、つまりは俳優なんです」 カミラ・ワリエワ選手へスプートニクが独占取材
【特集】「フィギュアスケーターは、つまりは俳優なんです」 カミラ・ワリエワ選手へスプートニクが独占取材
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... 2023年9月19日, Sputnik 日本
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スプートニク:カミラ選手、私たちとしてはこの先もずっと、あなたのその芸術的なスケートを追い続けたいと思うんですが、ある時、女優業もトライしたいと言っていましたね。どうして女優なのでしょう? 学校卒業後は本当に演劇大学に進学するつもりですか?ワリエワ選手:17歳の私の頭の中には、いつもたくさんのアイデアがあるんです! なぜ女優かというと、それは、私たち、氷上のフィギュアスケーターというのは、つまりは俳優なんです。舞台の上と変わりません。思い描いたイメージにふさわしいムードや感情を表現するので、実際の演劇にとても近いんです。でも、演劇の俳優の表現は話し方にも関係してくるし、それを発展させなければならないので、より複雑です。スプートニク:でも、あなたには女優になるために大事な素質は他にも揃っていますよ。例えば、小さい頃のバレエを習っていたことだって、役に立つかもしれないし、もし、スポーツが一時中断となってしまった場合、バレエもそんな自分の夢を叶える一助になるでしょうか?ワリエワ選手:うーん、まぁ、とにかく、そういう夢も持ってるという感じかな。スプートニク:アリョーナ・コストルナヤ選手はトゥトベリーゼ・チームからは抜けましたけど、あなたたちは友達のままですね。昨日、プレスセンターで、アリョーナのペアのテストスケートのデビューをあなたがモニター越しに食い入るように見守っていたのを見て、仲がいいのがよくわかりました。アリョーナたちが夫婦で組んだペアをどう思いますか? 応援している?ワリエワ選手:ロシア代表チームは、シングルでもペアでもみんなとても仲良しなんです。アリョーナたちのペアは私たち全員の愛よ! みんな、そろって彼女たちを応援してるし、気にかけています。チームのみんなに成功してほしいから! アリョーナたちだけじゃない。特定の誰かだけに頑張れっていうんじゃないんです。だって、男子もすごく応援しているんですもの。スプートニク:それにしてもアリョーナはすごく大胆な行為に出ましたね。だって、ペアは全く分野が違うし、ペアならではの難しさがあるでしょう。アリョーナからアドバイスをちょうだい、っていわれることはありませんか?ワリエワ選手:アリョーナ選手はもう十分な大人だし、アスリートとしての経験も豊富です。 だから、アドバイスを求めるのはむしろ私のほう。たとえば、リーザ(エリザベータ)・トゥクタミシェワには、プログラムを表現する上でどう向き合うかなどを尋ねたりします。トゥクタミシェワのことはものすごく尊敬しています。だってあれだけ長いスポーツキャリアよ! だから私からアドバイスすることはほとんどなくて、質問するほうが多いです。スプートニク:エテリ・トゥトベリーゼ・コーチはある時、あなたのジュニア時代のプログラムの『玉乗りの少女』が一番好きだとおっしゃていました。そう思うのはコーチだけではありません。あなたのお気に入りのプログラムは何ですか、それとも、これこそ! と思うお気に入りが出てくるのは、まだこれから先でしょうか?ワリエワ選手:どのプログラムもそれぞれの魅力があると思います。『玉乗りの少女』では、観戦者の前に立っているのはほっそりとした、軽やかな体つきの少女です。この子は氷上であらゆることを精一杯しようとしていて、同時に感情を発散しています。玉乗りの少女には独自の魅力があるんですけど、でも、これは他のプログラムだって同じなんです。だから、どれか一つを選ぶつもりはありませんが、オリンピックのショートプログラムには特別な思いがあります。どうしてかというと、自分の個人的な瞬間や経験と重ね合わせるものがあると、そのプログラムは特別なものになるからです。とはいっても、自分のプログラムはみんな気に入っているんです。
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フィギュアスケート, カミラ・ワリエワ, オピニオン, スポーツ, ロシア
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【特集】「フィギュアスケーターは、つまりは俳優なんです」 カミラ・ワリエワ選手へスプートニクが独占取材
2023年9月19日, 06:00 (更新: 2023年9月19日, 06:30) 独占記事
新シーズン幕開けのテストスケート。女子フリースケーティング(FS)でカミラ・ワリエワ選手が登場すると、待ちわびた観客席から上げられた拍手はなかなか鳴りやまなかった。観客が幾度も割れんばかりの喝采を浴びせてワリエワを応援する姿は、ワリエワがたとえほんの短い間であっても大会に出られない事態となった場合、フィギュア界が大きな痛手を蒙るのは、想像に難くないと思わせるものだった。この少女には信じられないほど大きな才能があり、彼女がいなければ、観客は間違いなく恋しがるだろう。スプートニクはFS終了後のカミラ・ワリエワ選手にマイクを向けた。
スプートニク:カミラ選手、私たちとしてはこの先もずっと、あなたのその芸術的なスケートを追い続けたいと思うんですが、ある時、女優業もトライしたいと言っていましたね。どうして女優なのでしょう? 学校卒業後は本当に演劇大学に進学するつもりですか?
ワリエワ選手:17歳の私の頭の中には、いつもたくさんのアイデアがあるんです! なぜ女優かというと、それは、私たち、氷上のフィギュアスケーターというのは、つまりは俳優なんです。舞台の上と変わりません。思い描いたイメージにふさわしいムードや感情を表現するので、実際の演劇にとても近いんです。でも、演劇の俳優の表現は話し方にも関係してくるし、それを発展させなければならないので、より複雑です。
スプートニク:でも、あなたには女優になるために大事な素質は他にも揃っていますよ。例えば、小さい頃のバレエを習っていたことだって、役に立つかもしれないし、もし、スポーツが一時中断となってしまった場合、バレエもそんな自分の夢を叶える一助になるでしょうか?
ワリエワ選手:うーん、まぁ、とにかく、そういう夢も持ってるという感じかな。
スプートニク:アリョーナ・コストルナヤ選手はトゥトベリーゼ・チームからは抜けましたけど、あなたたちは友達のままですね。昨日、プレスセンターで、アリョーナのペアのテストスケートのデビューをあなたがモニター越しに食い入るように見守っていたのを見て、仲がいいのがよくわかりました。アリョーナたちが夫婦で組んだペアをどう思いますか? 応援している?
ワリエワ選手:ロシア代表チームは、シングルでもペアでもみんなとても仲良しなんです。アリョーナたちのペアは私たち全員の愛よ! みんな、そろって彼女たちを応援してるし、気にかけています。チームのみんなに成功してほしいから! アリョーナたちだけじゃない。特定の誰かだけに頑張れっていうんじゃないんです。だって、男子もすごく応援しているんですもの。
スプートニク:それにしてもアリョーナはすごく大胆な行為に出ましたね。だって、ペアは全く分野が違うし、ペアならではの難しさがあるでしょう。アリョーナからアドバイスをちょうだい、っていわれることはありませんか?
ワリエワ選手:アリョーナ選手はもう十分な大人だし、アスリートとしての経験も豊富です。 だから、アドバイスを求めるのはむしろ私のほう。たとえば、リーザ(エリザベータ)・トゥクタミシェワには、プログラムを表現する上でどう向き合うかなどを尋ねたりします。トゥクタミシェワのことはものすごく尊敬しています。だってあれだけ長いスポーツキャリアよ! だから私からアドバイスすることはほとんどなくて、質問するほうが多いです。
スプートニク:エテリ・トゥトベリーゼ・コーチはある時、あなたのジュニア時代のプログラムの『玉乗りの少女』が一番好きだとおっしゃていました。そう思うのはコーチだけではありません。あなたのお気に入りのプログラムは何ですか、それとも、これこそ! と思うお気に入りが出てくるのは、まだこれから先でしょうか?
ワリエワ選手:どのプログラムもそれぞれの魅力があると思います。『玉乗りの少女』では、観戦者の前に立っているのはほっそりとした、軽やかな体つきの少女です。この子は氷上であらゆることを精一杯しようとしていて、同時に感情を発散しています。玉乗りの少女には独自の魅力があるんですけど、でも、これは他のプログラムだって同じなんです。だから、どれか一つを選ぶつもりはありませんが、オリンピックのショートプログラムには特別な思いがあります。どうしてかというと、自分の個人的な瞬間や経験と重ね合わせるものがあると、そのプログラムは特別なものになるからです。とはいっても、自分のプログラムはみんな気に入っているんです。