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【ルポ】ロシアの食品見本市で日本食品を紹介 日本ブースは大にぎわい! ロシア人の健康志向も影響
【ルポ】ロシアの食品見本市で日本食品を紹介 日本ブースは大にぎわい! ロシア人の健康志向も影響
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... 2023年9月21日, Sputnik 日本
2023-09-21T20:42+0900
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寿司やラーメンといった日本食がロシアで一般化して久しいが、ブースにはそれらの材料だけではなく、あらゆる調味料や食材、コーヒーやお茶、お菓子などが所狭しと並ぶ。センコン物流株式会社・国際事業部のエレーナ・シドレンコ次長は「どの商品も人気があるので、一番人気のものは何かと聞かれると、難しいです。ただ、最近の新しい傾向としては、日本のお酢が注目されるようになりました。りんご酢、玄米酢、黒酢などですね。レストラン向けだけでなく、一般消費者向けのマーケット・プレイスでもよく売れています。また、青汁が人気なのも、ロシアの健康ブームを反映してのことだと思います」と話す。物価高騰でそもそもの商品の値段が上がり、日本国内や日本からロシア・ウラジオストクへの輸送費も値上がっている。更に、もし円高になれば、ロシアでの卸売・小売価格に反映せざるを得なくなるが、今のところはロシアでの需要は旺盛だ。ワカメなど、昨今の政治情勢を受けてロシアへの輸出が難しくなった食品もあるが、相変わらずロシア全土に日本食レストランはたくさんあるため、そういった場所で使えるものを積極的に紹介していく。例えば、和食器や陶器は、近いうちに入荷する予定だ。お菓子類では最近、中にクリームの入った餅や、わさび味のものが特に人気がある一方、可愛い見た目や新しい食感も求められている。寒天のお菓子を購入した男性は「お菓子の計り売りの店をやっています。日本のコーヒーにも興味があるし、美味しければどんなものでも仕入れたい。お菓子は、もっと大容量のパックがあれば欲しいですね」と話した。ブースで試飲できる日本の業務用コーヒーはとても美味しく、来場者にも好評だった。「ジャパン・センコン」がモスクワ郊外で経営する日本製品の小売店「ギンザ」では800種類以上の日本製品が展開されており、売れ行きは好調だ。ジャパン・センコンのアレクサンドル・デニソフ社長によると、今回の食品見本市には、地方都市からわざわざ足を運ぶ人が多い。彼らはロシア人の嗜好に合い、かつ新しくて魅力的な食品を提供してくれるパートナーを探しているのだ。実際、記者がブースを見学する間にも、抹茶の缶をまとめて購入する人や、業務用サイズのソースを探しにくる人がいた。彼らは、あらかじめお目当てのものを決めていたようだ。見本市会場を見渡してみると、中国のブースは、会場のかなりの面積を占め、中にはパッケージに日本語が書かれた寿司材料や、キノコ類、海鮮などもあった。韓国のブースは日本よりも大きく、情報提供コーナーのほか、ラーメンや海苔、カクテルを扱う、複数の企業が出店した。例年ならあまり見かけなかったアフリカからのブースも多く、南アフリカやアルジェリアのワインにも注目が集まっていた。関連ニュース
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【ルポ】ロシアの食品見本市で日本食品を紹介 日本ブースは大にぎわい! ロシア人の健康志向も影響
2023年9月21日, 20:42 (更新: 2023年9月21日, 23:42) 19日から24日まで、ロシア最大級の食品見本市「ワールドフードモスクワ2023」がモスクワ郊外で開催中だ。世界中のあらゆる食品が並ぶ中、日本ブース「JAPAN-SENKON」は、絶えず多くの人でにぎわっていた。バイヤーや一般客がひっきりなしに訪れ、質問をしたり、食品を購入したりと、日本食品に対する興味関心の高さが改めて感じられた。ロシアで好まれる食品や最近の傾向について、関係者に話を聞いた。
寿司やラーメンといった
日本食がロシアで一般化して久しいが、ブースにはそれらの材料だけではなく、あらゆる調味料や食材、コーヒーやお茶、お菓子などが所狭しと並ぶ。センコン物流株式会社・国際事業部のエレーナ・シドレンコ次長は「どの商品も人気があるので、一番人気のものは何かと聞かれると、難しいです。ただ、最近の新しい傾向としては、日本のお酢が注目されるようになりました。りんご酢、玄米酢、黒酢などですね。レストラン向けだけでなく、一般消費者向けのマーケット・プレイスでもよく売れています。また、青汁が人気なのも、ロシアの健康ブームを反映してのことだと思います」と話す。
物価高騰でそもそもの商品の値段が上がり、日本国内や日本からロシア・ウラジオストクへの輸送費も値上がっている。更に、もし円高になれば、ロシアでの卸売・小売価格に反映せざるを得なくなるが、今のところはロシアでの需要は旺盛だ。ワカメなど、昨今の政治情勢を受けてロシアへの輸出が難しくなった食品もあるが、相変わらずロシア全土に日本食レストランはたくさんあるため、そういった場所で使えるものを積極的に紹介していく。例えば、和食器や陶器は、近いうちに入荷する予定だ。
お菓子類では最近、中にクリームの入った餅や、わさび味のものが特に人気がある一方、可愛い見た目や新しい食感も求められている。寒天のお菓子を購入した男性は「お菓子の計り売りの店をやっています。日本のコーヒーにも興味があるし、美味しければどんなものでも仕入れたい。お菓子は、もっと大容量のパックがあれば欲しいですね」と話した。ブースで試飲できる日本の業務用コーヒーはとても美味しく、来場者にも好評だった。
「ジャパン・センコン」がモスクワ郊外で経営する日本製品の小売店「ギンザ」では800種類以上の日本製品が展開されており、売れ行きは好調だ。ジャパン・センコンのアレクサンドル・デニソフ社長によると、今回の食品見本市には、地方都市からわざわざ足を運ぶ人が多い。彼らはロシア人の嗜好に合い、かつ新しくて魅力的な食品を提供してくれるパートナーを探しているのだ。実際、記者がブースを見学する間にも、抹茶の缶をまとめて購入する人や、業務用サイズのソースを探しにくる人がいた。彼らは、あらかじめお目当てのものを決めていたようだ。


トルコのブース。トルコは身近なリゾートとしてロシア人に人気


トルコのブース。トルコは身近なリゾートとしてロシア人に人気
見本市会場を見渡してみると、中国のブースは、会場のかなりの面積を占め、中にはパッケージに日本語が書かれた寿司材料や、キノコ類、海鮮などもあった。韓国のブースは日本よりも大きく、情報提供コーナーのほか、ラーメンや海苔、カクテルを扱う、複数の企業が出店した。例年ならあまり見かけなかったアフリカからのブースも多く、南アフリカやアルジェリアのワインにも注目が集まっていた。