【7日のニュース】露・イラン首脳会談へ 米上院、ウクライナ支援の審議拒否
2023年12月7日, 21:43 (更新: 2023年12月8日, 01:14)
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世界では毎日様々な出来事が起こっている。ここでは今日の国際ニュースをダイジェストでお届けする。
ロシア・イラン首脳会談
イランのライシ大統領は7日、ロシア・モスクワの空港に専用機で到着した。
📽️ イラン・ライシ大統領がモスクワ到着
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) December 7, 2023
🇮🇷 イランの #ライシ 大統領は7日、ロシア・モスクワの空港に専用機で到着した。このあと、前日のアラブ首長国連邦、サウジアラビア訪問を終えて帰国した #プーチン 露大統領との首脳会談に臨む。 pic.twitter.com/IikNvGOvGb
同日、前日のアラブ首長国連邦、サウジアラビア訪問を終えて帰国したプーチン大統領とライシ大統領の会談が行われ、両首脳はロシアとイランの協力について協議したほか、パレスチナ情勢について意見を交わした。
プーチン大統領、投資フォーラムに参加
ロシアのプーチン大統領は7日、VTB投資フォーラム「ロシアは呼んでいる!」に参加した。
「西側のエリートたちは、彼らが植民地のように利用している『グローバル・ペリフェリー(周辺・周縁)』の成長にブレーキをかけようとしており、市場経済の原則そのものを廃止するまでに至った」
その他のプーチン大統領の発言
国際関係のグローバルなシステムで不可逆的な変化が起きている
取って代わるのは多極モデルだ
米国は同盟国とその他の経済活動の参加者を搾取している
ロシアは世界経済発展の実質的に民主的なモデルを支持している
中国・習主席、EU首脳と会談 一帯一路破壊に反対
© 写真 : Ministry of Foreign Affairs, the People's Republic of China左からEUのミシェル大統領、中国の習主席、フォンデアライエン欧州委員長
左からEUのミシェル大統領、中国の習主席、フォンデアライエン欧州委員長
中国の習近平国家主席は7日、北京を訪問した欧州連合(EU)のミシェル大統領とフォンデアライエン欧州委員長と会談した。
習主席は会談で、「中国とEUは協働して世界の安定を確保し、発展に大きな弾みを与える責務がある」と指摘。ミシェル大統領も「EUは中国との安定的で互恵的な関係構築に向けて団結している」と述べた。
一方、中国外務省は同日、巨大経済構想「一帯一路」について「共同構想を中傷し、破壊することに反対する」との声明を発表。「一帯一路」をめぐってはこのごろ、イタリアが離脱を中国側に通告したと伊紙が伝えていた。
ウクライナ、新たに米戦闘機・ヘリ要求
© 写真 : Public domain / LCPL John Mcgarity, USMCウクライナが米国に要求した戦闘機「F/A18」
ウクライナが米国に要求した戦闘機「F/A18」
© 写真 : Public domain / LCPL John Mcgarity, USMC
ウクライナ国防省は米政府に対し、新たに戦闘機や防空ミサイルなどを要求した。ロイター通信が伝えた。
リストには戦闘機「F/A18ホーネット」のほか、防空ミサイル「THAAD」、ヘリコプター「アパッチ」「ブラックホーク」、輸送機「C130ハーキュリーズ」「C17グローブマスター」などが含まれているという。
だが、米議会の与野党対立でウクライナへの追加支援予算が年内に成立する見込みは乏しいほか、バイデン政権はすでにウクライナ支援資金の97%を使い果たしている。
露軍事誌「国家防衛」のイーゴリ・コロトチェンコ編集長は、スプートニクに対し、要求は現実的ではないと語った。
「ウクライナはF35や核兵器さえ欲しがるだろうが、それは全く非現実的だ。ウクライナ軍の戦場での成果がないなか、スポンサー国の軍事支援継続の可能性はより小さくなっていくだろう」
米上院、ウクライナ支援法案の審議拒否
ウクライナ、イスラエル、台湾に対する数十億ドル規模の支援を定めた法案は米上院での手続き採決を通過せず、法案の審議は阻止された。現地メディアが報じた。
️先に民主党は討論を終了し、法案を上院で採決するよう要請した。手続きを完了するには、少なくとも60人の上院議員によって決定が承認される必要がある。しかし、討論終了動議は必要な支持を得られなかったため、上院が法案を検討、採択することはできない。
バイデン大統領はイスラエルとウクライナ支援に1060億ドルを要求したが、議会で明確な支持は得られなかった。共和党が過半数を占める下院はイスラエルにのみ支援を拠出するよう求めたが、民主党が多数を占める上院はこの構想を阻止した。