国連事務総長、エクアドル警察のメキシコ大使館突入に警戒感示す

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国連のアントニオ・グテーレス事務総長 - Sputnik 日本, 1920, 07.04.2024
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在エクアドル・メキシコ大使館にエクアドル警察が突入した事態を受け、国連のアントニオ・グテーレス事務総長は警戒感を示している。国連のデュジャリック事務総長報道官がコメントを発表し、外交施設の不可侵性は尊重されるべきだと指摘した。
「グテーレス事務総長は、在エクアドル・メキシコ大使館敷地内にエクアドルの警察が強制的に立ち入ったことに警戒感を示している」
デュジャリック氏によると、グテーレス氏は外交・領事施設、そして外交官の不可侵の原則に注意を向けた。この原則は国際法に従い、あらゆる場合に尊重されなければならないと強調した。
「事務総長は、この原則の違反は正常な国際関係の確立を危うくすると強調している。事務総長は両国政府に対し、平和的手段を通じて意見の相違を解決するよう呼びかけている」
6日夜、エクアドル警察は同国の首都キトにあるメキシコ大使館に突入し、汚職で有罪判決を受けていたエクアドルのグラス元副大統領氏を連行した。グラス氏は2023年12月からメキシコ大使館に身を寄せていた。メキシコは5日、同氏の亡命受け入れを決めていた。これに対し、エクアドルはこの決定は違法だとし、同氏の身柄引き渡しを要求した。
エクアドル・メディアの報道によると、エクアドル警察は装甲車で大使館の敷地内に入り、一部の警察官は塀を乗り越えた。大使館建物への襲撃で外交官らが負傷した。事態を受け、メキシコはエクアドルとの国交断絶を発表した。また、ニカラグアもメキシコに次いで断交した。
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