https://sputniknews.jp/20240522/18461262.html
ウクライナ紛争の「勝ち馬に乗る」ベトナム、ロシアの勝利を確信して首脳会談調整へ=日本人専門家
ウクライナ紛争の「勝ち馬に乗る」ベトナム、ロシアの勝利を確信して首脳会談調整へ=日本人専門家
Sputnik 日本
ベトナムはウクライナ紛争におけるロシアの勝利を確信し、「勝ち馬」に乗るべく、プーチン大統領の訪越を要請した。ベトナム・ビングループの川島博之主席経済顧問が指摘した。 2024年5月22日, Sputnik 日本
2024-05-22T10:27+0900
2024-05-22T10:27+0900
2024-05-22T11:35+0900
ロシア
政治
ウラジーミル・プーチン
ベトナム
ウクライナ
トルコ
https://cdn1.img.sputniknews.jp/img/07e8/03/1c/18055958_0:0:3105:1748_1920x0_80_0_0_e1e857fb3c7ec224aba26756e5d8cece.jpg
ベトナムはトルコと同じく全方位外交を展開しており、今回のウクライナ危機を巡っても中立の立場から情勢を分析してきたが、ロシアの勝利を確信し、プーチン大統領の訪越に向けて動き出したという。ベトナムのグエン・フー・チョン書記長は2024年3月26日、プーチン大統領と電話会談し、ベトナム訪問を招請した。ロシア側は喜んで応じると回答し、その時期は両国で調整することになった。ベトナム訪問は6月になると見られている。専門家によると、ベトナムが米国との戦争に勝利できたのは旧ソ連による支援のおかげだという。現在もベトナムはロシア製兵器に頼っている。このようにロシアと深い協力関係を築くベトナムの全方位外交について、川島主席経済顧問は次のように分析する。専門家によると、ウクライナ紛争はベトナム戦争と同様、陸戦であり、海戦や空戦とは違い、陸戦では武器の優劣ではなく、人的資源が勝敗を決するという。同じく陸戦を経験したベトナム国防省はロシアの勝利で終わることを確信し、「それならば、早い時期にロシア側に付くべきだ」と判断し、「いち早く勝ち馬に乗ることによって、今後のロシア外交を有利に運ぼうとしている」とのこと。ベトナムによる今回の明確な親ロシア路線は中立を維持する国々の対ロシア政策に影響を与えると見られている。
ベトナム
ウクライナ
トルコ
Sputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rossiya Segodnya“
2024
Sputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rossiya Segodnya“
ニュース
jp_JP
Sputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rossiya Segodnya“
https://cdn1.img.sputniknews.jp/img/07e8/03/1c/18055958_207:0:2936:2047_1920x0_80_0_0_0e999a35e9e0c2e4a39433ff37a25295.jpgSputnik 日本
feedback.jp@sputniknews.com
+74956456601
MIA „Rossiya Segodnya“
ロシア, 政治, ウラジーミル・プーチン, ベトナム, ウクライナ, トルコ
ロシア, 政治, ウラジーミル・プーチン, ベトナム, ウクライナ, トルコ
ウクライナ紛争の「勝ち馬に乗る」ベトナム、ロシアの勝利を確信して首脳会談調整へ=日本人専門家
2024年5月22日, 10:27 (更新: 2024年5月22日, 11:35) ベトナムはウクライナ紛争におけるロシアの勝利を確信し、「勝ち馬」に乗るべく、プーチン大統領の訪越を要請した。ベトナム・ビングループの川島博之主席経済顧問が指摘した。
ベトナムはトルコと同じく全方位外交を展開しており、今回のウクライナ危機を巡っても中立の立場から情勢を分析してきたが、ロシアの勝利を確信し、プーチン大統領の訪越に向けて動き出したという。ベトナムのグエン・フー・チョン書記長は2024年3月26日、プーチン大統領と電話会談し、ベトナム訪問を招請した。ロシア側は喜んで応じると回答し、その時期は両国で調整することになった。ベトナム訪問は6月になると見られている。
専門家によると、ベトナムが米国との戦争に勝利できたのは旧ソ連による支援のおかげだという。現在もベトナムはロシア製兵器に頼っている。このようにロシアと深い協力関係を築くベトナムの全方位外交について、川島主席経済顧問は次のように分析する。
「戦争が起きた時に、どちらに付くかは善悪や正義の問題ではない。勝つ方に付かなければならない。戦いが終わってから旗色を鮮明にしても、勝った国から冷たく扱われるだけだ。国益を大きく毀損する」
専門家によると、ウクライナ紛争はベトナム戦争と同様、陸戦であり、海戦や空戦とは違い、陸戦では武器の優劣ではなく、人的資源が勝敗を決するという。同じく陸戦を経験したベトナム国防省はロシアの勝利で終わることを確信し、「それならば、早い時期にロシア側に付くべきだ」と判断し、「いち早く勝ち馬に乗ることによって、今後のロシア外交を有利に運ぼうとしている」とのこと。
ベトナムによる今回の明確な親ロシア路線は中立を維持する国々の対ロシア政策に影響を与えると見られている。