侵略してきたウクライナ軍に妊婦の妻を射殺された露クルスク州の男性、事件の様子を語る

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侵略してきたウクライナ軍に妊婦の妻を射殺された露クルスク州の男性、事件の様子を語る - Sputnik 日本, 1920, 22.08.2024
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ウクライナに国境を接するクルスク州スジャ市に暮らすアルチョム・クズネツォフさんはスプートニク通信の取材に対し、妊娠中の妻がウクライナ兵に射殺された際の様子を語った。
アルチョムさんは妻のニーナさん(28)、1歳半になる息子のマトヴェイくん、そして義母の4人で侵攻開始の8月6日に避難しようとした。家族は2台の車で出発し、1台目にはアルチョムさんが乗り、もう1台にニーナさんらが乗ったという。
移動中、アルチョムさんは「車に石が降り注いでいるような感覚と音」を感じた。弾丸がフロントガラスを突き破ったとき、自分の車が銃撃を受けていることに気が付いた。道端には青い包帯を巻いた兵士がいて、機関銃を持っていた。アルチョムさんは命からがら通過できた。妻のニーナさんはそのすぐ後ろを走っていた。そして兵士は妻が乗る車にも発砲した。
「私は窓から身を乗り出して、『ニーナ、もっと早く、もっと早く!』と叫び続けました」
兵士を通過したところで車から降りると、兵士は妻の車にも発砲していたが、車はなんとか通過した。妻も無事に通過できたと思ったアルチョムさんは車に乗り込むと、強い衝撃を感じた。ニーナさんの車がアルチョムさんの車に衝突したのだ。
ニーナさんは被弾し、意識を失っていた。そこで義母は停止しようとハンドルを切り、あえてアルチョムさんの車にぶつけたのだ。アルチョムさんはニーナさんが乗っていた車のドアを開けると、意識はなく、苦しそうに息をしていたという。妻を抱き上げると、泉のように血があふれ出てきた。そこでアルチョムさんは車に全員をのせて近くの病院へと駆けつけた。
病院にはまだ医師がいたものの、一命をとりとめることはできなかったという。
今回の侵略行為についてプーチン大統領はウクライナのゼレンスキー体制が挑発的攻撃に乗り出し、無差別に攻撃していると表明した。そのうえで、ロシアは掲げる目標を全て達成し、敵はしかるべき報いを受けると強調した。
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