極東ロシアに新たな原発建設 地元経済の成長ドライバーに

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極東ロシアに新たな原発建設 地元経済の成長ドライバーに - Sputnik 日本, 1920, 11.09.2024
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ロスアトムは、極東に120万キロワットの原子力発電所を2基建設する。建設予定地は、ウラジオストク近郊とハバロフスク地方。同社のアレクセイ・リハチョフ代表取締役が東方経済フォーラム2024で発表した。
極東は地政学的な状況からロシア経済にとっての重要性がぐんと高まっている。その極東で見られるのが電力需要の伸びだ。これが未だかつてない勢いで伸びている。過去3年間で極東での電力消費量は約10%増加した。この数値は他の地域では4%だから大きさの違いがわかる。
「これはもはや、ロスアトムのトップが単に口にしたということではない。この2つの発電所は、政府が承認した2035年から2042年までの間にエネルギー施設の立地に関するマスタープランにすでに含まれている。そして、このプランではロシア全土で合計34基の新規建設が予定されている」
ポータルAtominfo のアレクサンドル・ウヴァロフ編集長はスプートニクからの取材にこう語っている。
「極東はこのテンポで発展した場合、エネルギー不足に陥りかねない。このため、原発の建設はなんとしても不可欠だ。しかも原発はエコロジー的に受け入れ可能な発電形態とされている。戦略的観点から地域発展に新たな弾みをつけてくれるだろう」
極東の原子力発電所の建設計画で、これが日本に地理的に近いことは考慮されているのだろうか? ウヴァロフ氏はこの問題についての見解を次のように語った。
「国境を越えて影響を及ぼす施設を建設する場合、近隣諸国との協議を義務付ける越境環境影響評価に関するエスポー条約がある。この条約がロシアと日本を結びつけるかどうかはわからないが、ロスアトムはこれらの原発がすべての国際的な安全基準を満たしていることを示すために、近隣諸国と何らかの形で協議を行うだろう。いずれにせよ、日本がロシアの最新型の原子炉第3世代プラス原子炉が何らかの脅威を与えているとでも言うならば、こちらも異議を唱えることはできる。40年以上前に作られたあなた方の原子炉はロシアに脅威を与えてはいないのか?
また、福島第1原発から何百トンもの放射能汚染水を海に放出しても、ロシアを脅かすことにはならないのかと。だから日本人は、ロシアの原発が脅威をもたらすなどとプロパガンダを流して騒がないだけの良心は持ち合わせていると思う」
ロスアトムは現在、トルコ、インド、中国、ハンガリー、バングラデシュに原発を建設中である。
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