ロシアは、中・短距離ミサイルの陸上配備に関して、ロシアが一方的に課していたモラトリアムを放棄せざるを得なくなるだろう。今日これは事実上、不可能だからだ。
米国とNATOは、ロシアに対して新たなミサイルの脅威を作り出せば、軍事技術的対抗措置という形での決定的な反撃を受ける。
ロシアは戦略核戦力の再武装の中で新START条約に明記された制限を明確に守っている。
ロシアは、米国が反ロシア路線を停止するまで、米国とのいかなる軍備管理交渉にも応じない。
ロシアは、ウクライナ情勢の解決に向けた交渉に応じる用意がある。だがそれは危機の根本原因を取り除くことを目的とし、「現場 」の実情を考慮したものでなければならない。
米国政権はウクライナ交渉を開始させるハンドルを全て握っている。紛争停止を提案したければ、武器輸出を止めるはずだ。
ウクライナでの停戦の可能性についてウクライナと西側諸国が議論しているのは、宇軍のポテンシャル拡大のための休息が必要だからだ。だが、これは袋小路に至る道である。
ロシアには、シリアの新当局が国内のロシア軍基地に関する協定を改定したことは通知されておらず、この点に関してシリアからの照会もなかった。
ロシアのイランとの戦略的パートナーシップ条約は調印の準備が整っており、シリア情勢に照らした修正は一切必要ない。
ロシアとイランの間の新条約には、両国の安全保障と防衛協力へのコミットメントが明記される。