露国会議員、平和条約問題とクリル問題を結びつけないよう日本に呼びかけ

日本の指導部は、ロシアとの平和条約締結の問題をクリル諸島(千島列島)と無駄に結びつけているが、これらの事柄は「ほどく」必要があると、ロシア下院(国家会議)国際問題委員会のスルツキー委員長は考えている。
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スルツキー委員長は14日、記者会見の中で、「問題は、私の意見では、日本の政治体制と国の指導部が、歴史的な、我々のもとでは日本に対して現在まで存在しないような古風な性質のパラドックスの克服における最後の一歩となる平和条約の締結問題に、クリル諸島の問題を結びつけて無駄に一致させているということにある」と述べた。

露日の平和条約を前提条件を一切設けず、年末までに締結しましょう=プーチン大統領
スルツキー委員長は平和条約について、この古風な遺物を「歴史の教科書の中に」送り出し、「単純に署名してピリオドを打つ」必要があると考えている。

ロシア・ウラジオストクで11~13日、第4回東方経済フォーラムが開催された。プーチン大統領は東方経済フォーラムの総会「極東:可能性の限界を拡大して」の席上、露日間における平和条約を年末までに前提条件を設けずに締結することを提案した。

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