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オンラインプラットフォーム「淘宝(Taobao)」でD&Gを問い合わせても、製品を見つけることは不可能になっている。類似の状況は、京東商城(JD.com)や天猫(T-mall)を含む他の複数の大手プラットフォームでも見られている。また、前日には、21日に予定されていたショーを延期することをD&Gが強いられた。
全ては、同ファッションハウスの複数の動画のSNSでの投稿から始まった。これらの動画では、中国人のモデルがピザやスパゲッティ、カンノーロを食べようと試みている。その際、ナレーターの声が、これらの料理を食べるために箸を使おうと試みて失敗していることについて、大部分の中国人ネットユーザーが屈辱的で人種差別主義的でさえあるとみなしたフレーズを使って解説している。
同ファッションハウスには、地元ネットユーザーらによる怒りの波が押し寄せた。大部分の中国人スターもネット上の共通の不満を支持し、ショーへの訪問を拒否すると表明した。同ファッションハウスは後に、これらの動画をインターネットから削除した。
これらの動画の公開後、状況を悪化させたのはSNSのインスタグラムでの動画へのコメントだった。このコメントは中国と中国人に向けた侮辱を伴っており、同社の創業者の1人であるガッバーナ氏のものとされた。
後に、同ブランドは、ガッバーナ氏のアカウントがハッキングされたと発表し、投稿について謝罪した。