スプートニク日本
写真展は、ロシア人とモスクワ在住日本人によって作り上げられたコンサートの一環で行われた。琴、ピアノ、バヤン、グースリの生演奏があり、モスクワのアンサンブル「花の奇跡」が日本の民踊を披露し、後閑 理恵(ソプラノ)とクセーニヤ・プリンコワ(伴奏)のデュエット「Kokoro」がロシアと日本の歌を完璧に歌い上げ、観客を魅了した。モスクワ・ジャパンクラブの岡田邦生事務局長はオペラのアリアやロシアの歌曲を披露した。岡田氏が、日露戦争中の1905年に島根県江津町の住民がロシア船「イルティシュ」の船員を救助した歴史を描いた歌「イルティシュ」を歌ったときには、ホールに歓喜があふれた。
在ロシア日本大使館の山本敏生公使広報文化部長によると、交流年の開始からこれまでに(つまり2018年6月以降)で、500以上のイベントがロシアで開催され、100万人以上がこれを訪れたという。山本氏はスプートニクのインタビューで、日本はすでに交流年の伝統をどのように継続していくかを考えていると語った。
「ものすごく良かったです。これだけ日本の芸術家の方々とロシアの芸術家の方々が楽しく共演しているというのは非常にいいことだと思いますし、まさにそれが、ある意味で日露交流年の目的でもありますので、今日は非常に良いものを見させてもらいました。日露交流年をやる上で、どうやって継続性を保つかをずっと考えて来ました。これが一回限りの花火で終わるのではなく、どうやって継続するのかをずっと考えてきましたので、まもなく何か新しいイニシアチブを皆さんにお示しすることができると思います。皆、一生懸命、できるだけ本物の日本を皆さんにお示しできるように頑張ったのだと思います」。
日露交流年のその他のイベントについては、こちらでお読みいただける。