イタリアを大粒の雹が襲う 18人が怪我で病院へ【写真】

10日、イタリアのアドリア海沿岸部は強風、豪雨、大粒の雹(ひょう)に見舞われた。この結果、18人が負傷し、ペスカーラ市の病院に搬送された。地元のレプブリカ紙が報じた。
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同紙の報道によれば、雹の大きさは最高で直径5センチ。負傷者の中には妊婦も含まれており、ほとんどの人が頭や顔に傷を負った。

悪天候を受けて、イタリアの民間防衛庁はトスカーナ州の一部に危険を示すオレンジのレベルを発令し、警戒を呼び掛けた。この他、ロンバルディア、ラツィオ、ウウンブリア、リグーリア、ヴェネトなどイタリア北部、中央部の州の大部分で黄色の警戒レベルが宣言されている。

異常な夏?

イルクーツクの洪水 犠牲者21人に 約340人が搬送
この夏に起きた異常気象は今回、イタリアを襲った雹に限らない。今月1日にはメキシコのグアダラハラで大量の雹が降り、多いところで1メートルを超える雹が積もった。これほど大量の雹が降ったのは観測史上初めて。

雨季の豪雨に見舞われているインドのマハラシュトラ州ムンバイでもバラックの壁が崩壊し、18人が死亡した。

集中豪雨で激しい水流が街に流れ込み、洪水も起きている。米ワシントンもホワイトハウスが浸水し、ロシアのイルクーツクも日本の九州地方も洪水の被害に苦しんだ。

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