安倍氏は、ロシアが条約に違反してミサイル配備を行っているとして「条約の終了に至るまでの米国の問題意識は理解している」と述べた。また、安倍氏は他の国々もミサイル開発を進めているとも指摘した。
同条約の効力発行から30年が経過した2018年の10月、米国のトランプ大統領はロシア政府が条約に違反しているとして米国のINF全廃条約からの離脱を表明した。しかし、米国からはそのような事実を証明するものは提示されなかった。
2019年、こうした米国の行動に対しロシアは、INF全廃条約への加入を停止した。
8月2日、INF全廃条約が失効した。