劇場関係者によれば、犯行に及んだのは民族主義系のグループ「SERB」のメンバーとみられている。SERBのメンバーは開演前に劇場に押し掛けたが、入場を拒否された。
劇場で上演されていた舞台「戦争は近い」(演出/E・グレーミナ、台本/D・ベルほか)は2014年以降のウクライナ危機を扱ったもので、右翼グループはその上演を阻止しようと試みた模様。入場を拒否されたSERBのメンバーは劇場の裏口から劇場に侵入し、異臭を放つ物体を観客席に投げつけた。詳細は不明だが、人間の排泄物とみられている。
一部の観客は退場したが、舞台は最後まで演じられた。終演後、劇場側は警察に被害届を提出した。
「DOC」では今年の8月に政治系グループの活動家が侵入し、「DOCの舞台は同性愛を社会に広めている」として、舞台の進行を妨害するというトラブルが発生していた。
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