その際、「スプートニク日本」が公益財団法人日本国際交流センターの毛受敏浩執行理事に対し、ロシア人でも就労許可を得られるかについて取材したところ、次のように答えがあった。
「国の制限はありませんのでロシアも対象にはなるのですが、実際に試験を行なうのは、9カ国で実施予定となっています。試験は日本語と仕事についての試験です」
スプートニク日本:ロシア人でも日本政府の新しい就労ビザで就職することが本当に可能でしょうか。
スヴェトラーナ・ザパラ:もちろんこの新しい就労ビザで就職するチャンスはあります。ロシア人も、ほかの外国人と同様の権利があります。ビザをもらうにはいくつかの試験をパスする必要がありますが、この14業種で求められる人材はロー・キャリアで、日本基準の高報酬は期待できません。こうした希望者用には特定技能1号というビザが用意されています。高等教育は受けていないものの、高い専門的能力を持つ人が向いています。日本政府はハイ・キャリアでの就労を可能とする特定技能2号に関してまだ最終的な決断を下しておらず、ビザはまだ発給される状況にありません。しかし、このビザは別にしても、日本政府は高度な専門家に対し就労ビザを積極的に発給してきました。そしてこのプロセスは現在、より簡略化されています。
スプートニク日本:希望者はどのような条件をクリアする必要がありますか。
スプートニク日本:外国人は日本での就労を目指していますか。
スヴェトラーナ・ザパラ:ええ、近年では特に顕著です。日本で就学や就労を希望するロシア人も数倍に増加しています。日本とロシアは2018年に文化交流年を実施したので、それも影響したようです。特に若者の間では顕著な傾向です。ただし、日本で高報酬の仕事を見つけるには、やる気に加え、日本に関する豊富な知識も必要です。アニメに感化され、日本語の日常会話表現を覚え、ウィキペディアの記事を読んだ程度では不十分です。日本を心から好きになること、それが大事です。努力した人だけが評価されます。日本が歓迎するのはそういう人材です。
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