事前の情報では、すべての新しい衛星のサイズはそれぞれ約5キロメートル。そのうちの17個は逆行的な軌道で回転している。つまり、土星周辺のそれらの回転方向は、自軸周辺の惑星の回転反する。新しい天体は、ハワイのマウナ・ケア天文台群に設置されている国立天文台ハワイ観測所すばる望遠鏡によって発見された。同望遠鏡は8.2メートルの光学赤外線望遠鏡。
これら17個すべての衛星と他の3つの内の1個は、地球時間で約3年かけ惑星周辺を完全に1週する。あと2つの衛星は土星近くに位置し、完全に1週するのに約2年を要する。土星最大の衛星であるタイタンのサイズは月の1.5倍で、そのため地球の日数で15日より少し多く必要となる。
天文学者らは、これらすべての天体は、かつて土星の軌道にあったより大きな衛星の残骸だと考えている。