報道によると、デモンストレーション飛行は、ボーイング737MAXのイメージを改善し、その安全性を証明することを目的とする。一般の乗客は乗らず、搭乗するのは航空会社のトップ、ジャーナリスト、同機の潜在顧客のみで、すべての航空機システムが正常に作動していることを確認する。
ボーイング社は、2019年末までにボーイング737Maxの運航を再開する計画を発表した。
2件の墜落事故で346人死亡
2018年10月29日、インドネシア大手LCCライオン・エアが所有するほぼ新品のボーイング737Maxがジャワ島沖で墜落し、189人が死亡した。
2019年3月10日にはエチオピア航空が所有する同じく新品に近いボーイング737Maxが、離陸6分後に時速700km超で地面に直撃した。墜落現場には数メートルのクレーターが形成され、157人が死亡した。
インドネシアの調査官はボーイング社が発表する前に、2018年10月29日に起きた同国の格安航空ライオン・エアの「ボーイング」墜落事故の原因について、操縦特性増強システム(MCAS)に問題があったと報告していた。