「水槽育ち」のフグは何が違うのか?
これよりも前の研究で、養殖フグはテトロドトキシンを生成できないことが示された。
研究によると、毒は、海洋微生物相には多量に含まれるが水槽には存在しない海洋細菌(シュードモナス)とともにフグの体内に入る。
一連の研究によると、「無毒」のフグのストレスレベルは、毒を持つフグの4倍。まさに体に毒がないことでフグはより不安になり、攻撃的になるという。また「水槽育ち」のフグは「野生育ち」よりかなり小さい。
研究チームは、まさにテトロドトキシンがフグのストレスを軽減し、正常な発育を保障し、さらにはフグの味の指標にも反映されていると結論付けた。しかし、毒の欠如がフグの味にどのように影響するのかについてはまだ解明されていない。