ハフタル陸軍元帥、リビア休戦協定に署名せず

モスクワで開催されたリビアの紛争解決に向けた交渉に参加していた「リビア国民軍」代表のハリファ・ハフタル陸軍元帥は14日未明、リビア休戦協定に署名せずに帰国した。ロシアのメディアが政府内の消息筋情報として伝えた。
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交渉の基本問題は、リビアで対立する2つの勢力である国民合意政府(統一政府)のファイズ・サラージ首相とハフタル陸軍元帥の休戦合意への署名だった。双方は事前にモスクワに到着していた。

リビア暫定政府 トルコとロシアによる和平提案を歓迎
合意の効力は2020年1月12日の0時00分に発効された。

2011年に元リビア首相ムアンマル・アル=カッザーフィー氏の殺害と打倒後、リビアでは2つの勢力が支配を行っている。

昨年12月12日にリビア東部を勢力下に置くハリファ・ハフタル元帥はサラージ暫定大統領が統治する首都トリポリに対し、最終決着の攻撃開始を宣言した。これを受けて、リビア暫定政府はトルコに陸、海、空の軍事支援を要請した。その後、ロシアとトルコはリビアの紛争解決に向けて対応を調整し、紛争の当事者に対し日付が1月12日(日)に変わる時点から一切の攻撃を停止し、即座に和平協議を開始するよう要求した。

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