トルコ プーチン大統領との会談でイドリブ停戦合意に期待

トルコのエルドアン大統領は予定されているプーチン大統領との会談で、シリア領イドリブ県の停戦合意が得られるものと期待している。2日、トルコの新聞「デイリー・サバフ」が報じた。
この記事をSputnikで読む

エルドアン大統領はアンカラで演説した中で、「イドリブの状況展開をロシアのウラジーミル・プーチン大統領と話し合う。停戦やこの問題の解決する他の策をとれるよう協力できると期待している」と述べた。

トルコのエルドアン大統領 シリア大統領との会談を呼び掛ける野党提案を退ける
これより前、ロシア大統領府のペスコフ報道官はプーチン大統領とエルドアン大統領の会談が3月5日、モスクワで行われる予定であることを確認している。

ロシア、トルコ首脳会談でのロシア側の立場についてペスコフ報道官は、ロシアは「シリアの領土保全を支持し、国連安保理のリストに挙げれた者をはじめとするテロリスト、テロ組織との闘いを続けるシリアの意向を支持していく」と確認している。

状況悪化のイドリブ県

シリア北西部のイドリブ県では2月27日、テロ組織「タハリール・アル=シャーム」がシリア政府軍の陣地に対して全面的な攻撃を開始した後、状況が悪化した。シリア政府軍は報復のため、空爆を開始。ロシア国防省の発表によれば、本来、その場にいるはずがないトルコ人兵士も銃撃戦に加わっていた。

この結果、トルコ軍の兵士34人が死亡。30人以上が負傷した。トルコ軍兵士に死傷者が出たとの情報を受け、ロシア側はシリア軍による戦闘を完全に停止するため、措置をとった。

コメント