第二次世界大戦でナチス・ドイツと激しい戦闘を繰り広げていたソ連軍は1945年4月25日、ドイツ東部を流れるエルベ川の橋を渡り、米軍と初めて出会った際に平和を願って握手を交わした。
その後、この出来事は「エルベの誓い」として語り継がれている。
25日にロシア大統領府が発表した声明では、「エルベの誓い」が「ナチス体制の決定的敗北に通じる前兆となった」とし、「共通の目的があれば差異を忘れ、信頼と協力を構築できる例」と記されている。
そのうえで両国の首脳は「ファシズム打倒を掲げて共に戦ったものたち、全員の献身的精神と勇敢さ」に敬意を表し、「21世紀の最も危機的課題に立ち向かう」として協力関係の強化を確認した。
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