原油価格3-14%安 貯蔵施設限界が急速に進む懸念から

投資家が石油貯蔵施設の限界が急速に進むことに懸念を示したため、国際原油価格は下落を続けている。ブレント原油は3%安、WTI原油は14%安となった。
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カリフォルニア沖に約30隻の石油タンカー
日本時間13時46分の時点で、WTI原油先物6月限は13.38%安となり、1バレル=11.07ドルまで値を下げた。

北海ブレント原油先物7月限は3.08%安の1バレル=22.36ドル、ブレント先物6月限は4.5%安の1バレル=19.09ドルまで値を下げた。

世界中で貯蔵能力の限界に懸念が高まっていること、またコロナウイルスに関連する制限は徐々に解除されるため、燃料需要の回復が遅いことなどから、原油価格は2日連続で下落を続けた。

ロイター通信が伝えたANZ銀行アナリスト、ダニエル・ハインス氏によると「新型コロナウイルス感染者は減少し始めており、一部の国では制限解除も始まっている。その一方で、需要の急速な回復は起きないと市場が判断しつつある」という。

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