北クリル管区で非常事態宣言 漁業関係者2人がコロナ感染

北クリル管区では、漁業関係者2人にコロナウイルス感染が確認されたことから非常事態宣言が発動された。アレクサンドル・オフシャンニコフ副市長がスプートニク通信の取材に応じた。
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副市長は「当地区の非常事態宣言は月曜夜に発動された。漁船『ドブリノ』乗組員が操業中に体調不良を訴え、16人全員にコロナウイルス検査を行った。そのうち2人に陽性反応が出たため、2人を現地病院で隔離している」と語った。

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副市長によると、残りの乗組員は船内で待機しているという。全員分の食料と水は確保されており、船内の燃料も十分にあるという。これら乗組員には再検査を行い、検体はペトロパブロフスク・カムチャツキー市内のラボ施設に送られた。

すでに陽性反応が出た2人については、治療のためにペトロパブロフスク・カムチャツキー市内の入院施設に搬送する手配を整えている。

副市長によると、これまで北クリル管区では2件のCOVID-19 症例が出ているという。いずれもパラムシル島に出稼ぎ労働にきたキルギス市民だった。「この2人は到着直後に待機所に送られたため、北クリル管区では誰とも接触していない」と結んだ。


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