ニュージーランドのクライストチャーチモスク乱射テロ犯に終身刑

2019年3月15日にニュージーランドのクライストチャーチにある2つのモスクを襲撃し、51人を殺害した罪などに問われているオーストラリア人のブレントン・タラント被告に、仮釈放なしの終身刑が言い渡された。27日、ニュージーランド・ヘラルド紙が伝えた。
この記事をSputnikで読む

ニュージーランド、「モスク銃乱射事件」後に住民から1万丁の銃を買い取り
クライストチャーチ裁判所のキャメロン・マンダー裁判官は、「犯罪はきわめて邪悪で非人間的なもので、終身刑をもってしても、然るべき罰を受けたことにはならない。慈悲の心を持たないあなたはただの殺人犯ではなく、テロリストである。あなたはニュージーランドの生活習慣を脅かそうとした」と述べた。

一方、タラント被告は弁護士を通じて、言い渡された量刑を受け入れると述べた。被告はオークランド刑務所に収監されると見られる。

起訴後、タラント被告についていた弁護士らは7月13日に被告本人により、解雇されていた。弁護士らが解雇されたのは、被告が罪状を完全に認めた後のことだった。

2019年3月15日、ニュージーランドのクライストチャーチでは2つのモスクが次々と襲撃され、51人が死亡、50人が負傷した。襲撃事件はテロ攻撃と認定された。

コメント