国際研究者グループはロシアの研究者らに対し、ワクチンの補足的情報を公開することを呼びかける公開書簡を用意した。書簡では、ワクチンの研究結果は潜在的に意義あるものとして注視しているが、研究者らには解説を求めるいくつかの懸念が存在すると指摘する。
ロシアの研究者らは、提出されたすべての資料は研究過程で得られたものであり、十分に調査されたものだと強調する。
この間、ガマレヤ国立疫学・微生物学研究センターのデニス・ログノフ副所長は、通信社「スプートニク」に、ワクチン「スプートニクV」の研究過程で得た情報は、医学誌『Lancet』の専門家らの十分な鑑定を受けたもので、公開される前に関心が示されたすべての質問に対し回答していると述べている。
9月のはじめ、『Lancet』誌はロシアの新型コロナ用ワクチン「スプートニクV」の臨床試験の2つの段階の結果を公表した。その後まもなく、世界各国の研究者数名が、えせ科学研究の暴露を専門とするイタリアのサイト「Cattivi Scienziati」で、ロシア製ワクチンのデータに関する疑念を表した公開書簡を発表した。
このようなビジネスが特定の倫理的な制限を課しているという点だ。2019年12月、そのネイチャーに科学研究の純粋さと誠実さに関する記事が掲載され、ブッキ氏はその共著者だった。そしてそこではブッキ氏が利益相反状態にあることが指摘されていた。
西側はロシア製ワクチンにさらなる打撃を与えるためにブッキ氏の公開書簡(定義上、自己宣伝でもある)を使った。ロシア製ワクチンの指導的地位を損ねる、あるいは、せめて弱めようとした。
そしてこれはブッキ氏にとって他の状況ではありえない規模とレベルの宣伝になった。それは間違いなく非常に魅力的な新たな商業契約という形でブッキ氏のもとに返ってくるだろう。しかしこれは科学全般、特に医療とは何の関係もない。