地方政府は「アルタイ地方では、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を最初に受けた42人の医師のうち3人がコロナウイルスに感染した... ワクチン接種を受けたものの感染した医師らの免疫は、おそらく新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の病原体に遭遇するまでに構築が間に合わなかったとみられる。これのみが医師らが感染した原因となりうる」と発表した。アルタイ地方政府によると、医師らが接種を受けたのは「スプートニクV」。
保健省の説明によると、ワクチンは2回接種で、1回目から3週間後に2回目の接種を受ける。2回目のワクチン接種から3週間は免疫構築が行われるため、ワクチン接種済み、すなわち、新型コロナウイルス感染症から保護されているとみなされるのは、2回目のワクチン接種から3週間後となる。
ロシアの新型コロナワクチン
ロシアは2020年8月11日、 世界で初めて新型コロナウイルスのワクチンを承認した。 ワクチンは「スプートニクV」と名付けられた。
臨床試験はロシア保健省から許可を得たガマレヤ国立疫学・ 微生物学研究センターによって6月から7月に実施された。
「スプートニクV」は多数のワクチン生産で実証済みのプラッ トフォームを基盤につくられた。ロシア保健省は、これまでに実施された「スプートニクV」の接種により最大2年間の 長期的な免疫ができることが示されたとしている。
ロシア製ワクチン第2号となる国立ベクターセンター開発の「エピワクコロナ」は今月14日にロシア消費者権利・福祉監督庁に登録された。医薬品登録後調査にはロシア各地域の計4万人が参加する。これとは別に年齢60歳以上の有志150人を対象に試験を実施する。