中国、2020年のGDP成長率、1976年以来の低水準

中国国家統計局は18日、同国の2020年の国内総生産(GDP)は前年比2.3%増だったと発表した。なおロイター通信によると、成長率は、マイナス1.6%だった1976年以来の低水準となった。
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近年、中国の年間のGDP成長率は6%を超えており、2017年は6.8%、2018年は6.6%、2019年は6%だった。

ロイターは、中国は新型コロナウイルスの発生後、米国との貿易競争の中で速い回復ペースを示したと報じている

またロイターは、中国経済は第4四半期に加速し、新型コロナの世界的大流行の中でも年末までに「驚くほど良好な状態」になったと指摘している。

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中国のGDPは、第1四半期は6・8%減だったが、第2四半期は3.2%増、第3四半期は4.9%増、第4四半期は6.5%増だった。

ロイターは、中国は2020年に新型コロナのパンデミックによる景気後退を回避した世界で唯一の主要経済国だと指摘している。

またロイターは、新型コロナウイルスの影響による世界的な経済活動制限で中国製品への需要が高まったため、中国の12月の輸出は予想を上回る伸びを示したと報じている。


ブルームバーグ通信によると、英国の経済ビジネス・リサーチ・センター(CEBR)は12月、新型コロナのパンデミックにより、中国のGDPは予想より5年早く米国を追い抜くとの年次報告を発表、中国は2028年にも世界1位の経済大国になると予想した。

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