新型コロナウイルス

日本 ワクチン予約でシステム障害 停止相次ぎ、自治体が対応に苦労

日本では、コロナウイルスのワクチン予約受付のために自治体が利用するシステムで12日朝から障害が多発し、予約ができない、確認がとれないなどのトラブルが続いた。読売新聞など、日本の報道各社が報じている。
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日本はワクチン予約受付を5月連休明けから防衛省主導による東京、大阪の大規模接種センター、自治体主導の集団接種及び個人接種で開始した。ところが読売新聞の報道によれば、事前のWEB予約に利用されている通信アプリLINEでデータ処理を行う米セールスフォース・ドットコム社のデータ保管サービスにシステム障害が発生。このため多数の自治体で予約の入力、確認がとなった。共同通信によれば、厚生労働省が運用するワクチンの配送、接種実績を管理する「V―SYS(ブイシス)」も一時停止した。

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セールスフォース・ドットコム社はクラウド技術を使い、顧客管理などのシステムを提供しており、日本でも多くの企業などが利用しているが、4月の時点ですでに日本の38の自治体、企業の個人情報が外部から閲覧できる状態にあったことが発覚している。すでに閲覧された形跡も見つかったことから、日本内閣サイバーセキュリティセンターは注意を呼び掛けていた。

ワクチン予約は優先順位が高齢者であるためにWEBだけでなく、電話でも受付が行われた。回線を増やすなどの対策が採られたにもかかわらず、つながりにくい状態が続いたため、市民が直接自治体につめかける場面も多くみられた。また予約受付が間に合わなかった市民から苦情が殺到している。

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