新型コロナウイルス

コロナ感染1年後の免疫能保有率は95% 横浜市立大学

20日、日本の横浜市立大学が、新型コロナウイルスに感染後、1年経過した人の抗ウイルス抗体および中和抗体の保有状況を調査、分析し、その結果、95%以上に感染を防ぐ中和抗体が残っていたことを発表した。
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横浜市立大学のプレスリリースによれば、同大学はこれまで感染後、6か月が経過した人の免疫能を調べ、報告してきたが、今回、12か月が経過した検体の抗体測定でCOVID-19回復者の長期的な免疫能の獲得を調べることで、集団の免疫獲得を評価し、社会活動を回復させる後押しになると研究の概要を示している。

ワクチンがポストコロナ症候群の症状を軽減
感染から1年が経過した20歳から70歳代の250人の検体が調べたところ、中和抗体を獲得した人の割合は重症、中等症では100%、軽症、無症状では96%だったことが明らかになった。昨年末に行った感染後半年の免疫能の解析では98%の割合で中和抗体が検出されている。

従来型ウイルスの中和抗体が感染後1年たっても維持されているという結果を受け、研究チームを率いる山中竹春教授は・横浜市立大教授(臨床統計学)は「1年ごとにワクチンを接種することで感染拡大の防止が期待できる」と話している。

先日、横浜市立大学の研究チームは、日本で検出されたインド株、英国株を含むコロナウイルスの菌株に対し、米ファイザー製のワクチンが有効性を持っていたとの研究結果を発表している。

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