アレルギー疾患の患者　新型コロナに感染するリスクが低いことが判明

23:55, 4 １２月 2021

アレルギー性の鼻炎やぜんそく、皮膚炎などの患者は、新型コロナウイルスに感染するリスクが最大で40％低いことが、ロンドン大学クイーン・メアリー校の生物学者らの研究によって明らかになった。この研究論文は学術誌「Thorax」に掲載されている。

生物学者らは今回、2020年5月から2021年2月までの、英国人の成人1万6000人のデータを分析した。

その結果、アトピー性皮膚炎や鼻炎（アレルギー性鼻炎も含む）の患者は、新型コロナウイルスに感染するリスクが23％低いことが分かった。

2023年11月16日, 18:20

また、ぜんそくの患者は、吸引ステロイド薬を使用している状態でも新型コロナウイルスに感染する可能性が38％低いという。