地震調査委員会は毎年1月、各地で想定される大地震の発生確率を年数経過に合わせ更新する。今回の予測では、マグニチュード7クラスの「宮城県沖地震」が今後30年以内に起きる確率が、これまでの「60―70%」から「70―80%」に引き上げられた。
「宮城県沖地震」はこれまで、1978年など平均38年前後の間隔でマグニチュード7クラスの地震が繰り返し発生している。陸に近い領域で発生し、強い揺れを特徴とする。
地震調査委員会の平田直委員長は「11年前の地震でしばらく東北沖では大地震は起きないだろうという希望的観測を持ちたくなるが、宮城県沖は地震が起きやすい場所だということを忘れず、引き続き備えていただきたい」と話した。
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