アダムス氏は「IOCのトーマス・バッハ会長と米国のフィギュアスケートチームは話し合いを行ったが、その内容は彼らだけの秘密だ。この話し合いの詳細を明かしたり、このテーマについて非常に多い推測を増やすことはしない。我われは日本オリンピック委員会(JOC)とも連絡を取ったが、JOCはIOCのアプローチを全面的に支持している。我われは日本の選手たちとは話し合いを行わなかった。議論やクレームは一切発生しなかった」と述べた。
またアダムス氏は「私はすべての詳細は知らないが、選手たちの希望や不満を聞くためにバッハ氏が彼らとの話し合いを望んだのだと思う。バッハ氏自身もその昔、アスリートであり、オリンピック選手だった。彼はただ米国の人たちと話し合いを持つことを望んだ。日本の人たちは、全てに満足していると述べた」と語った。
IOCのオズワルド氏は、北京冬季五輪のフィギュアスケート団体戦の表彰式を延期しているのは、メダルを「正しい人たち」に授与し、後になって授与し直すことをしないためとの考えを示した。
7日、北京冬季五輪フィギュアスケート団体でロシアが金メダルを獲得した。米国は2位、日本は3位だった。ドーピング検査を管轄する国際検査機関(ITA)は11日、団体のメダル授与式について、ロシアのカミラ・ワリエワ(15)の昨年12月25日に採取された検体がドーピング検査で陽性だったため、延期されたと発表した。
ワリエワは2月8日、RUSADAから2022年北京冬季五輪の出場停止処分を科された。しかしその翌日、ワリエワの出場停止処分は解除された。