バイデン大統領はウクライナ情勢に関する定例のオンライン会議で演説し、「過去数週間に渡り、ドンバスでウクライナへの挑発を試みる親ロシア派の分離主義者による停戦違反の数が増加しているという報告がある」と語った。
ドネツク人民共和国軍のエドゥアルド・バスーリン司令官は、18日夜、ウクライナ軍が日中、ドンバスの戦線全体に沿って砲撃を開始し、公共施設を砲撃し始めたと発表した。
一連の出来事の中で、バイデン大統領はウクライナ軍によるものというロシアの立場は「誤り」であると述べ幼稚園への砲撃を挙げた。バイデン大統領は「さらに多くの偽情報がロシア国民に提供されている」と話した。
ドネツクとルガンスクの両人民共和国の代表は17日午前、ウクライナ軍が両共和国を砲撃したと発表した。停戦管理調整合同センター(JCCC)のドネツク人民共和国代表部のルスラン・ヤクボフ氏はリア・ノーヴォスチ通信に、ウクライナは迫撃砲などを使用してミンスク合意に違反していると語った。
ドネツク人民共和国軍代表は、ミンスク合意によって禁止され、ウクライナ軍の砲兵器がドンバスの入植地付近に配備されていることは、軍事的解決の準備を示唆していると強調した。
一方、ウクライナのオレクシイ・レズニコフ国防相は、ウクライナ政府は軍事行動や軍事作戦を計画していないと主張。ウクライナは政治的・外交的解決をはかる意向だという。
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