セルビアのヴチッチ大統領は21日、現地メディアの取材に応じた中で、セルビア国民の85%は「何があろうともロシア側を支持する」と指摘した上で、この現実と共に大統領は行動すると表明し、ロシアによるウクライナ東部の独立承認を支持する考えを示した。同じく、シリアのアサド大統領、ニカラグアのオルテガ大統領もロシア政府の判断を歓迎した。
シリア政府は2008年にグルジア(ジョージア)から独立した南オセチアア共和国、アブハジア共和国もすでに国家として承認しており、これに続いてルガンスク人民共和国、ドネツク人民共和国の独立も承認する姿勢を示している。
またニカラグアのオルテガ大統領によると、ロシアはウクライナ東部における安全保障の確立を目指しており、これらの未承認国家を承認することにより、この地域における相互理解の条件が整うという。
そのほか、イエメン北部を管轄するイスラム教シーア派組織「フーシ派」、南オセチア共和国、アブハジア共和国もプーチン大統領の判断を歓迎した。
一方、米国をはじめとする西側諸国は一致して独立承認を批判している。