ノバク副首相は、「ロシア産原油の禁輸は、世界市場に悲劇的な結果をもたらすだろう。原油価格の上昇は予測不能であり、1バレルあたり300ドル以上、あるいはさらにそれを上回る価格になるだろう」と指摘した。
ロシアのプーチン大統領は、先月24日午前のテレビ演説で、ドンバスの共和国の指導者の訴えを受け、「8年間ウクライナ政権による虐待、ジェノサイトにさらされてきた」人々を守るため、特殊軍事作戦を実行することを決定したと発表。プーチン大統領によれば、これに向けて「ウクライナの非軍事化と非ナチ化」を実施し、ウクライナ東部で「民間人に対する虐殺」という罪を負うすべての戦争犯罪者を裁判にかけることが計画されている。
ロシア国防省は、ロシア軍は軍事インフラおよびウクライナ軍のみを攻撃しており、一般市民を全く脅かしていないとした。ロシア軍の支援を受け、ドネツク人民共和国(DPR)およびルガンスク人民共和国(LPR)の一団は攻撃を進めている。プーチン大統領は、ロシア政府の計画には「ウクライナの領土の占領は含まれていない」と強調した。
これに対し、西側諸国は、ロシアに対する新たな制裁を開始した。ロシアのペスコフ大統領報道官は、西側の制裁はきわめて深刻なものであり、ロシアはタイミングよくこれに備えてきたと述べた。またロシアが自国の利益に敵うような対抗策をとるため、これらの措置の分析と省庁間の調整が求められているとも付け加えている。またこれより前、ロシアのラブロフ外相は、ロシアから撤退した西側の企業は大きな圧力を受けてこのような決定を下したが、ロシアは西側が作り出した経済に関するすべての問題を解決すると述べていた。
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