フィナンシャルタイムズ紙主催のディスカッションの枠内で、バーンズ氏は「これは無責任だということに全く同意だ。これは非常に危険だ。個人的な会話での情報漏洩であれ、諜報に関する特定の問題にまつわる公な議論であれ、人々が話しすぎると危険だ」と述べた。
また、バーンズ氏は、ウクライナの諜報機関の能力を過小評価することは大きな間違いだとした。バーンズ氏は「ウクライナはウクライナ人の国だ。ウクライナ人は我々よりもはるかに多くの情報を持っており、米国や同盟国よりもずっと多くの諜報を持っている」と語った。
米メディアは、ジョー・バイデン米大統領が6日、諜報機関および米国防総省に対し、こうしたリークは逆効果であり米国の目的から「そらす」と考え、止めるよう要求したと報じた。
ニューヨークタイムズ紙が報じたところによると、米政府は、特殊作戦の第二段階の発表後のロシア軍の動きの詳細を含む戦地での出来事について、「リアルタイムで」情報を密かにウクライナに送信している。記事によると、ウクライナ政府高官らは「ロシア人将校らが殲滅するような砲撃やその他の攻撃を実行するために」これらの情報を自身の諜報と組み合わせた。
この点に関し、ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、ロシア軍は、米国、北大西洋条約機構(NATO)、英国がウクライナに兵器だけでなく、情報活動で得た情報も提供していることを知っており、これが特殊作戦の迅速な終了に寄与することはないが、特殊作戦の完遂を妨げることもないと述べた。
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