対露制裁が燃料価格の高騰に繋がることは分かっていた=バイデン氏

ロシアに制裁を発動すれば、エネルギー市場への影響が避けられないことを米国と欧州は知っていた。ジョー・バイデン大統領が国民向けの演説で表明した。
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バイデン大統領は記録的な燃料価格の高騰を受け、ホワイトハウスの対応措置について説明する国民向け演説の中で次のように発言した。
「ロシアは原油生産の主要国である。我々は米国に対するロシア産原油の供給を停止した。そして欧州における我々のパートナー国は同様の事を行ったが、ガソリン価格の高騰に直面することは知っていた」
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米国はロシアの行動に「目を閉じれば」、ガソリン価格の高騰は避けられたものの、「それが正しいとは言えなかった」と指摘した。
米国ではウクライナ危機により、ガソリン価格が平均で2ドル上昇した。米国以外の国々における上昇率はさらに高い。
米国は現在、日量1200万バレルの原油を掘削しており、2023年には掘削量をさらに拡大させる。その上で石油精製企業に対し、価格低下のためガソリンの生産量を拡大するよう呼びかけたほか、連邦議会にはガソリン税の徴収を3ヶ月に渡って停止するよう要請した。
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米国では1ガロン(約3.8リットル)あたり、18セント(24円)、ディーゼル燃料であれば24セント(32円)の連邦税が課税されている。
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