ロシア外務省のウェブサイトには、23〜24日にかけて行われたEU首脳会議の決定についてコメントしたザハロワ氏の言葉が引用されている。
「EUのこのような攻撃的なアプローチは、明らかに、欧州全体により深い分裂や危機を新たに生じさせる可能性を秘めている。EUのこうした政策は、ウクライナやEU諸国の住民の真のニーズとは何の関係もない」
また、ザハロワ氏は、EUはウクライナにEU加盟候補国の地位を与えることで、ウクライナでの敵対行為の継続にさらなる「投資」をしていると述べた。
「EUは、ウクライナでの敵対行為の継続にさらなる『投資』をしている。6月28日から30日にかけて(スペイン)マドリードで開かれるNATO首脳会議において、ウクライナはすでにEU加盟候補国として、より一層強く武器と軍事装備の供給増を要求するだろう」
ベルギーのブリュッセルで23日夜(日本時間24日未明)に行われたEU加盟国首脳サミットの結果、EU首脳陣はウクライナとモルドバへの加盟候補国としての地位の付与を承認した。
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