ラージャパクサ大統領とマテリイ大使の協議では燃料供給が焦点となった。スリランカの燃料危機スリランカは現在、1948年の独立以来、最悪の経済危機にあえいでいる。4月中旬、スリランカ当局は暫定的な期間、対外債務を不履行とすると宣言した。スリランカでは事実上、燃料はすでに枯渇しており、国民は給油のために列をなしている。その結果、スリランカ当局は7月10日までの期間、個人向けのガソリン販売を禁止し、医療、警察、消防などの必要不可欠な業務の車両にのみ給油を許可した。同地域では他にパキスタン、バングラデシュ、インドも同様の危機的状況に直面しており、停電のため学校や企業が閉鎖され、市民は猛暑でも冷房をつけることができず困窮している。