アルゼンチン、米国、カナダの古生物学者からなる研究チームが、アルゼンチンの白亜紀の地層「フインクル層」から大型の肉食恐竜の1つ、カルカロドントサウルス科に属する新種の恐竜の化石を発見した。研究者らはこの恐竜の体重が4トン超、体長は約11メートルであったと推測しており、白亜紀末期に体長が13メートルに達するティラノサウルスが出現するまで、最も大きな肉食恐竜であった可能性が高いという。
「メラクセス・ギガス」には120センチを超える大きな頭、短い前脚、鋭い爪のある丈夫な脚を持っていた。研究者らは、頭だけでなく、脚も狩りの武器として使われていた可能性があると指摘している。また、この恐竜は39〜53歳で死んだとみられている。
関連ニュース