12日の記者会見で、記者の一人は、現在、対露制裁に参加しているのは欧米が中心で、制裁に参加していない国々の成長率はG7を上回っていると指摘。アジア・アフリカの中立的立場をとっている国々の中で、日本が働きかけることで対露制裁に参加する国はどの国で、何カ国くらいと見込んでいるかと質問した。
これに対し、林外相は、具体的な国の数を挙げるのは控えるとしながら、日本を含む各国の対露制裁措置により、ロシア経済にさまざまな影響が出ているとした上で、このように回答した。
「一刻も早くロシアが侵略を止めるように、(対露)制裁の抜け道が生じないようにして、制裁がいっそう効果的なものとなるよう、我が国としても、引き続きG7をはじめとする国際社会と結束して強固な制裁を講じていきたいと考えている」
また、林外相は「G20等の場を活用しながら、中間的な立場と言われている国々にも引き続きしっかりと働きかけていきたい」との考えを示した。
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