アリババクラウド社(中国最大のテクノロジー企業アリババグループの子会社)の幹部は、史上最大規模のデータ窃盗につながった可能性のあるバグについて、上海当局と合同で調査しているという。
WSJによると、データは古い技術を使って保管され、基本的なセキュリティ対策さえ講じられていなかった。
犯罪者が公開したデータのサンプルに基づくと、盗まれたデータには、名前、身分証番号、電話番号、その他の個人情報が含まれている。WSJによると、調査を行っているサイバーセキュリティの専門家たちは、データベースの無防備状態は世界中でよく起こっている現象だが、これほどまでのレベルの個人情報流出には初めて遭遇したと語っているという。
サイバー犯罪者は、中国人およそ10億人の個人情報を20万ドル(約2800万円)で売りに出した。