米国務省は先週、軍事車両や戦車などの部品、修理器具や物流支援など1億800万ドル規模の台湾との契約を承認していた。
この軍事協力について、譚報道官は次のように述べている。
「中国は米国に対し、台湾への武器の売却計画を即時撤回し、軍事的関係を断つよう求める。さもなくば中国と米国の軍事的関係の崩壊、台湾における平和と安定の全責任を米国が取ることになる」
譚報道官は、武器等の売却が実現した場合、「米国は中国の主権を著しく損することになる」と米国側を強くけん制した。
中国国防省は今月8日にも、「中国人民解放軍はいつでも戦争の準備ができており、台湾の独立をさせようとする分離主義者の動きを阻止するために必要な全ての措置を取る準備ができている」とする声明を発表し、台湾への支援を強める米国に反発していた。
中国軍は台湾の防空識別圏(ADIZ)に戦闘機や爆撃機などの軍用機を5月31日、6月21日、24日にそれぞれ30機、29機、22機進入させるなど台湾への圧力を強めている。
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