会談でエルドアン大統領は次のように述べている
「直近のイスタンブルで行われた協議で、ロシア側はとても肯定的で建設的な姿勢を示した。この会議の結果として得られる成果は世界で議論されることになるだろう」
エルドアン大統領は穀物協議の成功への期待を現し、プーチン大統領はトルコ側の仲介に感謝の意を伝えた。
「穀物問題」はウクライナ情勢の悪化以降、大量の穀物を積んだ貿易船が黒海沿岸の港で滞留している問題。7月13日に開かれたトルコ・イスタンブールで開かれたロシア、ウクライナ、国連、トルコによる4者協議で、穀物問題の解決に向けてロシアが提案した内容で大筋合意した。具体的な内容は近く「黒海イニシアティブ」として文書化される見込み。
また、プーチン大統領は「シリアの安定についての問題や、将来の2国間プロジェクトは動いており、発展している」と述べた。また、ロシアのトルコの関係については「どんなことにも関わらず、2国間貿易は成長している。しかも、著しいテンポでだ」と協力関係を強調した。
これに先立って行われたイランのライシ大統領との会談では、ロシアとイランの2国間関係やシリア問題について議論が交わされた。また、プーチン大統領はイランの最高指導者・ハメネイ師との非公開の会談も行ったという。
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