ウクライナでの露特別軍事作戦

ウクライナへの防空ミサイル供与は経済支援より安くつく=ゼレンスキー大統領

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、欧米諸国に対し、ウクライナへの防空ミサイル・システムの供与を呼びかけ、それは欧米諸国にとって、ウクライナへの経済支援よりも安くつくものだと述べた。ウォール・ストリート・ジャーナル紙が報じた。
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記事によれば、ゼレンスキー氏は、欧米による高機動ロケット砲システムの供給は非常に意味があるものの、ウクライナが「現状を打破する」のに十分なものではないと述べ、より必要なのは防空ミサイル・システムであると付け加えた。
また大統領は、「防空ミサイルの提供は、ウクライナ経済が沈まないよう維持するよりもはるかに安くつくと指摘し、ウクライナの財政赤字は毎月50億ドルとなっている」とも指摘した。
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7月に米国はウクライナに対し、およそ8億2000万ドル(1100億円)相当の新たな軍事支援の提供を行うと発表した。この支援には、ノルウェーと米国が共同で開発した中高度防空ミサイル・システム「NASAMS」2基が含まれている。一方、ドイツは、ウクライナにIRIS−T防空システムを供与することを計画している。
ロシアは以前、ウクライナへの兵器供給をめぐり、米国を含むすべての国に外交文書を送付した。ロシア外務省のラブロフ外相は、ウクライナに対する支援物資はいずれもロシア側にとって正当な攻撃目標になると牽制した。ロシア大統領府のペスコフ報道官も同じくコメントを発表し、ウクライナに西側から兵器を供与することは停戦交渉の助けとはならず、否定的な効果をもたらすに過ぎないと評価していた。
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