モーションキャプチャーを使った研究では、ビーグル犬10匹の尾の振り方2万1千回を分析。犬は3日間にわたり見知らぬ人々と対面した。彼らは撫でたり、遊んだり、美味しいものをあげたりと犬に対して好意的な対応をした。
犬は相手の人間をよく知れば知るほど、尻尾を左よりも右に多く振る傾向を示した。研究チームリーダーのユン博士は、右側の尻尾振りは、前向きな感情を司る左側の前頭前皮質の活性化によるものと推測している。
研究者らは逆の法則も確立した。右前頭前皮質が活性化すれば犬の尻尾は左に振れる。これはつまり、犬が警戒感を持っており、その人間を信用していないことを意味する。
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