日本銀行によると、この日の取引開始時点では134.38~40円だったが、一時132.51円まで急騰。午後5時時点では132.77~79円で取引された。
時事通信によると、前日に米国の4~6月期実質GDP(国内総生産)が2四半期連続でマイナス成長となり、米長期金利が低下。日米金利差の縮小を意識して円が買い戻されたという。
2022年2月にウクライナ情勢が悪化して以来、米国はインフレ対策として金利の上昇など金融引き締め政策を実施。一方、日本銀行は国内の景気対策としてゼロ金利政策を続けていたため、より利回りを見込めるドルが買われ、円安が進んでいた。
7月14日には一時1ドル=139円台まで円が下落し、1998年9月以来24年ぶりの円安水準を記録していた。だが、直近では円高傾向に転じ、約2週間で6円以上の円高が進んだ。
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