日本 岸田首相 新内閣の重点事項の1つに防衛力の抜本強化

日本の岸田文雄首相は9日、新内閣に関する記者会見を行った。冒頭で岸田氏は、新内閣は「骨格を維持しながら有事に対応する『政策断交内閣』」であり、「数十年に一度とも言われる難局を突破するため、新たな自民党・公明党の連立政権を発足させた」と説明した。
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岸田氏は、この内閣で新型コロナウイルス、ウクライナ情勢、米中関係の緊張、物価高などの課題に取り組むと発言。現在、日本の内外で歴史を画するような課題が生じており、「期待に応える有事の内閣をすみやかに整えていくため、内閣改造を断行した」と述べた。
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その上で岸田氏は、政権では重点的に5つのことに取り組んでいくと強調。その5つとは防衛力の抜本強化、経済安全保障政策の推進、経済再生、新型コロナの感染症法上の取り扱いを含めた対策の在り方、少子化対策。
岸田氏は防衛相に浜田靖一氏を起用した。これについて岸田氏は、防衛相や衆院安全保障委員長を歴任した浜田氏は「まさにわが国の安全保障、防衛政策を熟知する」と評価し、「強いリーダーシップを発揮していただく」と述べた。
岸田氏は10日、第二次岸田改造内閣の顔ぶれを決め、松野博一官房長官が閣僚名簿を発表した。19閣僚のうち、初入閣は9人、留任は5人となった。
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