ロシアは5月、6月と中国の最大の原油供給元となった。中国の原油輸入の中でロシア産が占める割合は20%、一方、ロシアの原油輸出全体の中で中国向けは35%を占めている。
また7月のインド向け輸出は日量97万5千バレルと最大を更新した。
IEAによると、7月のロシア産原油輸出は、前月に比べ日量11万5千バレル減の日量740万バレル。2021年平均の日量750万バレルをわずかに下回った。
またIEAの試算では、ロシアの原油輸出収入は20億ドル(約2651億円)減の190億ドル(約2兆5288億円)まで下がった。主に原油国際価格の下落によるもの。一方でレポートでは、英エネルギー価格査定企業アーガス・メディアの試算によると、7月はロシア原油銘柄ウラルスの値引き幅が1バレル当たり10ドル減少したことにより、国際価格変動の影響は緩和されたとしている。
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