韓国で実施されるこの演習には、軍用機、軍艦、戦車を投入し、米韓の兵士数万人が参加する。また、この演習では、両国軍による攻撃、武器・燃料の前線援護、大量破壊兵器の破壊を模倣したものや、敵のドローン攻撃を撃退する訓練も行う。
同メディアによると、「乙支フリーダムシールド」は、米韓両国の政府が大規模演習を再開させるという約束を強調するものだという。近年は、新型コロナウイルスのパンデミックに対する懸念や、北朝鮮政府との外交の場を作るためにこの演習を中止し、訓練はコンピューター・シミュレーションを使用するなどの対応をとっていた。
米国と韓国はこの演習を防衛的なものだと表現しているが、「乙支フリーダムシールド」は北朝鮮から否定的な反応を引き起こす可能性が高い。北朝鮮は、米国の同盟国によるすべての演習を侵略のリハーサルだとみなし、核兵器とミサイル開発を正当化するためにこの演習を利用してきた。北朝鮮の主要な同盟国である中国も同様の考えを抱いている。中国外務省は、アジアにおける米国とその同盟国との軍事演習が大規模なものになることに懸念を表明し、そういった現象が北朝鮮との緊張を悪化させる恐れがあると警告している。
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